| 法制委員会 | 教育条件委員会 | 学校経営委員会 |
| 進路委員会 | 保健体育委員会 | 福祉安全委員会 |
| 給食委員会 | 生徒指導委員会 | 特別支援教育委員会 |
| 広報部会 | 修学旅行特別委員会 | 教育課題特別委員会 |
| 東陸中特別委員会 |
各委員会の活動を報告します。
法制委員会
〇勤務時間等の法制に関する学校運用上の問題の研究
１ 調査研究活動
育児短時間勤務、時差勤務、部分休業等の諸制度の利用状況、運用上の課題や各校の工夫などを調査した。
制度の利用者は年々増加しており、諸制度への理解が進んでいる。また、課題として、補充者の確保、教員の負担軽減のための制度や運用への要望を把握できた。
２ 法制上の課題の研修
勤務時間の適正な管理や長時間労働による健康障害防止に向けた諸問題、最近の法令・規則の改正等による変更点について研修を深めた。
教育条件委員会
〇教職員定数改善と配置の工夫
〇教育諸条件の整備・充実
〇教職員給与等の改善と処遇の充実
各委員会や各地区から寄せられた要望を基に、令和2年度の教育予算に関する陳情書と陳情説明資料を作成し、県教委・関係県議会議員への陳情活動を実施した。
本年度は、小2・中1の35人学級編制の継続と他学年への拡充、教職員定数配当基準の改善、講師不足の解消・人材の確保など、16の最重点陳情事項を中心に、切実な願 いや思いを陳情した。
また、旅費の執行率改善に向けて、学校現場の声を集約し、それを基に県当局と話し合いの場をもった。
学校経営委員会
〇児童生徒の「生きる力」を育む学校経営に関する研究
〇各研究大会に向けての研究
〇教育的刊行物の編集と普及推進
１ 研究推進活動
四研究大会への参加及び発表を通して、校長のリーダーシップについて研修を深めた。また、各地区では、四大会での発表のために、事前協議会を開催し、発表内容の充実に努めた。なかでも、東陸中愛知大会は東陸中特別委員会と連携して行った。さらに、次年度の四研究大会に向け、参加体制と発表の準備を進めた。
２ 刊行物の編集と普及活動
学校と家庭地域の連携が深まるように、教育的刊行物の内容の検討・編集をするとともに、普及推進活動に努めた。
進路委員会
〇進路指導に関わる様々な課題を解決するための調査研究活動の推進
〇中学生が望ましい進路選択ができるよう、県教育委員会、公立高等学校長会、県私学協会、県専修学校各種学校連合会、愛知労働局等との協議・調整
〇入試制度の更なる円滑な実施及び中学生の負担にならないような公私の入試日程の関係機関との協議・調整
〇進路選択先として増加しているサポート校の情報収集
〇私学のインターネット出願の手続きの統一化・簡便化
１ 調査研究活動
進路指導全般、入試制度等の諸課題解決のために実態把握と調査を行った。
○平成30年度末進路に関するアンケート
○校種別進学・就職状況調査
２ 対策活動
県教育委員会、公立高校長会、県私学協会、県専各連合会等と課題解決や改善に向けた調整・協議を行い、以下の成果を得た。
○公立高校入学者選抜の結果等の一括受領の地区改編
○入試日程全般の調整
○進路関係手続き等の簡便化
保健体育委員会
〇小学校における保健・安全に関わる今日的課題に関する研究
小学校における保健・安全に関わる取組やその在り方を調査し、今後の望ましい方向性を探った。
保健教育の一層の充実のために、推進役となる養護教諭の複数配置の一層の拡充や、「がん教育」や「自殺予防教育」への教職員の指導力向上と意識高揚のための研修会の充実等が望まれる。
体育の安全対策では、運動会の時期や日程、熱中症対策等、各校の実態に即した工夫がなされている。しかし、水泳指導やプール開放は、安全管理面から再考が必要である。
福祉安全委員会
〇「あいちの防災教育マニュアル」を活用した、より効果的で実践的な避難訓練・防災訓練の実施に関する研究
〇地域や自治体、関係諸機関、地元の企業等との連携を強化し、学校や地域の特色を生かした避難訓練・防災訓練の実施に関する研究
〇学校における環境教育の推進
〇教職員の福利厚生の充実と改善
１ 調査研究活動
「あいちの防災教育マニュアル」をもとに、自然災害に関する安全への備えについて県内小中学校の取組状況を調査・分析し、「いざという時のために、何をしておかなければならないか、何をしておくとよいか」をまとめた。
次年度に向けて、より実践的な避難訓練や防災訓練を行っている学校を紹介できるよう、実施状況を調べている。
２ 福祉安全に関わる研修
関係諸機関から、現在の学校事故災害の傾向や職員の福祉に関わる事例を学んだ。
給食委員会
〇「生きる力」を育む、健康教育の推進と食に関する指導の充実
前年度までの調査研究をもとに、「教員育成指標」を視点とした栄養教諭に関する実態調査を実施した。今回の調査から栄養教諭が時間を見つけ出し、積極的に子どもと関わり、食に関する指導に意欲的に取り組んでいる姿が、改めて明らかとなった。一方、「食に関する指導」の時間が十分に確保できない点や栄養教諭の職務に対しての理解不足という点など課題も残っている。
次年度は、栄養教諭の専門性を生かす環境やよりよい実践の普及を求め、学校における食育の推進を図りたい。
生徒指導委員会
〇生徒指導上の諸問題の未然防止調査をもとにした積極的な生徒指導の在り方の研究
積極的な生徒指導の在り方について、各校の実態や取組を調査し、研究及び研修を行った。教師の生徒指導力の課題として、「児童生徒を多面的・総合的に理解する力」と「児童生徒が自ら考え主体的に行動することを促す力」の育成が挙げられた。また、「良さを認め、温かい人間関係を育む学年・学級経営」や「分かる授業・充実感が味わえる授業」に重点をおき、実践していることが分かった。
調査の詳細については紀要をご覧の上、各校の学校経営に生かしていただきたい。
特別支援教育委員会
〇共生社会の形成に向けて、一人一人の教育的ニーズに応え、豊かに生きる力を育む特別支援教育の推進と充実
本年度も、特別支援学級担当者の特別支援学校免許取得に関わる課題について継続して調査研究を行った。知的障害の特別支援学級担任への調査結果を、全国調査と比較することにより、愛知の抱える課題を明確にすることができた。さらに、校長の専門性を高めるために、愛知県特別支援教育課指導主事を招いて研修し、各地区校長会に情報提供してきた。
また、東海北陸大会岐阜大会に参加し、特別支援教育の先進的な取組の資料収集をして研修を行った。
広報部会
〇会員・学校・関係機関の教育諸情報の効果的かつ有機的な提供
〇会員の学校経営や教育活動に活用できる「校長会広報」「研究集録」の編集・発行
〇適時性、正確さを期するとともに、読みやすさ、親しみやすさの一層の向上
〇校長会ホームページを有効に活用した県校長会の活動内容の全国発信
本部会では、会員の学校経営や教育活動に活用できる「校長会広報」「研究集録」の在り方について研究し、効果的な情報の提供に努めてきた。
校長会広報については、本会の活動状況、各種大会報告、教育情報、特色ある教育活動など、会員の資質向上に資する記事を掲載し、年4回発行した。あわせて、校長会ＨＰによる情報発信にも努めた。
また、各委員会・部会の調査研究や全国・東海北陸地区校長会の研究の動向を研究集録にまとめ、全会員、関係諸機関に配付した。
修学旅行特別委員会
〇社会の変化に対応する望ましい修学旅行の在り方の研究
本委員会は、望ましい修学旅行の在り方を探るため、名古屋市と合同で、修学旅行の実態調査を行った。中学生にふさわしい修学旅行先での体験学習や研修内容の在り方、費用や問題点、さらに、近年多発する自然災害等への対応などを検討し冊子にまとめた。この冊子の手交を通して、安全で楽しい修学旅行の実現に向け、ＪＲ東海、旅行代理店各社との情報交換や申し入れをした。
今後も実態調査などを基に、社会の変化に対応する望ましい修学旅行の在り方について検討していきたい。
教育課題特別委員会
〇学習指導要領実施上の課題についての研究
昨年度から2年間にわたり、各校の外国語科・外国語活動と特別の教科 道徳への取組を調査研究し、本年度、その成果を報告書にまとめた。
調査研究をしてみて、外国語科・外国語活動では指導方法や小中連携の必要性が、また、特別の教科 道徳では評価の方法や校内研修の充実が各校に共通した大きな課題となっていることが分かった。
そこで、報告書では調査研究で得られた結果をグラフ等を用いて分かりやすく解説し、これらの課題解決を図る各校が参考にできるよう工夫した。
東陸中愛知大会特別委員会
〇東陸中愛知大会の在り方と運営に関する研究
東海北陸7県より約1000名の参加をいただき、7月4日、5日、名古屋国際会議場において愛知大会を開催することができた。
本大会に向けて、平成29年度より、名古屋市立小中学校長会と合同で、「オール愛知」の意識をもって準備を進めてきた。研究主題の表現や分科会のもち方、講演講師の選定等について時間をかけて吟味し、参加者が大会への参加意義を実感するとともに、愛知のおもてなしの気持ちが伝わる大会になることを目指した。