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私の朝会講話

有意義な夏休みを

-名古屋・猪子石中  日野正行 -

すいせん

トムが、ジェリーを捕まえ、ナイフでジェリーを…。その時、エンジェルが「おやめなさい」とささやいた。その一方で、デビルが…。(トムになりきって演技)

ここに登場する悪魔デビルと天使エンジェル、皆さんの心の中にもいますね。「勉強や掃除をさぼろう」というデビルを止めるエンジェルは、皆さんの心の中にいますか?

ところで、注意を要するのは、デビルの声が優しいことです。一例として、シューベルト作曲の「魔王」を紹介します。歌詞は、ドイツの文豪ゲーテです。魔王は、

"Du liebes Kind, komm, geh mit mir!"や"Willst, feiner Knabe, du mit mir gehn?"などと、子どもに優しくささやきます。(歌と解説)

長い夏休み、デビルは「今日は勉強をしない日」「昼間は暑いから、夜遊ぼう。公園に10時集合」などと皆さんを誘惑します。また、家の人や先生方の叱声は、時として厳しく、「デビルだ!」と感じることがあるかもしれません。家の人や先生方の言葉にエンジェルの心を感じ、さらに、自分の心の中のエンジェルの声に耳を傾け、有意義な夏休みを過ごしてください。

(講話後、先生方に、「他律から自律に向かう道徳性の発達」、「外言と内言」、「超自我の働き」について概説しました。)

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