挨拶で人に元気を
-岩倉・曽野小 子安弘恭-
実は、今朝校門で幽霊を見掛けました。怖いですねえ。その幽霊は、曽野小の皆さんに混じって校内に入りました。私は、幽霊にも「おはよう」と声を掛けたのですが、返事はなし。私の体から力が抜けてしまったのは幽霊の仕業に違いありません。でも、その後、皆さんからの元気な挨拶で、私は力を取り戻すことができました。
さて、校長室前の「あいさつの花見つけたよ」コーナーには、連日、学校や家庭で見付けたすてきな挨拶の様子を記した紙が届きます。先日は5年生の男子が「今日110人以上と挨拶しました。トラックの運転手さんがわざわざ窓を開けて挨拶してくれました」と知らせてくれました。この子は、通学班の仲間と競争で、友達や行き会う地域の人々に挨拶し続けたのだそうです。多くの人々に挨拶し、元気を与えるこの行いはすばらしいことです。でも、車の中から挨拶が返ることはなく、寂しい思いもきっと味わっていたことでしょう。そんな時に出会ったトラックの運転手さんのこの行為。心と心が響き合う、さわやかな朝の光景が目に浮かぶようです。
人に元気を与える挨拶ができるようこれからも努力していきましょう。人の元気を奪ってしまう幽霊には、ならないようにしたいですね。