「音中いちばん!」学校に誇りをもつ
-豊川・音羽中 鈴村富士子-
今から9年前、足立区は、都内23区の中で最も刑法犯認知件数が多く、10,000件を超えていた。今では約7,500件となり、件数は激減しワースト1の汚名は返上した。それは「足立区ビューティフル・ウインドウズ運動」のおかげである。基になっているのは、「割れ窓理論」である。区長を中心に区民あげての「挨拶運動」「ごみゼロ活動」「日本一おいしい給食」などの取組の成果なのである。
本校では、昨年度末の生徒総会で、学校をよりよくするための話し合いがもたれた。「無言清掃」「あいさつ」「学習ルール」など、音中をよりよくしていこうと活発に意見が交換され、生徒会宣言も出された。現在、生徒会が中心となり、「無言清掃」や「あいさつ」に取り組んでいる。自分たちで自分たちの学校をよりよくしようとは、なんと素晴らしい生徒たち、学校であろうか。
足立区では治安が向上するとともに、「足立区に対する誇り」も上昇した。5年前は29.8%であったのに、現在は、49.8%になった。
本校の学校目標は、「音羽中いちばん!自分達に・学校に・地域に誇りをもつ」である。今の取組を進めれば、音中がますます素晴らしくなり、誇りをもつ生徒が増えることは間違いない。皆さんの活躍に大きく期待する。