「瀬戸」と言えば
-瀬戸・水野小 石田正人-
藤井聡太さんがプロになりたての頃、卒業式で彼のことを話しました。
皆さんは、藤井聡太さんという人を知っていますか。瀬戸市出身の中学2年生、14歳で将棋のプロになった人です。将棋の世界では最年少のプロ棋士です。14歳といえば、皆さんとは2歳しか違いません。藤井さんは小さな頃から将棋が好きで、将棋教室に通って、大変な努力をしてプロになりました。そして、12月にプロとしての初対局がありました。相手は76歳の加藤一二三(ひふみ)9段、プロの世界で60年近く対局している大ベテランです。勝てるはずがないとみんなが予想していました。
対局が始まり序盤は押され気味でしたが、中盤に藤井さんが「歩」という駒を前進させたことにより、形勢は一気に逆転し、そのまま藤井さんがプロ初勝利をあげました。同じ瀬戸市民としてとても誇らしい気持ちになりますね。
歩という小さな駒でも、時として重要な役割を果たすことがあります。また、経験が浅くても、努力さえすれば経験の豊かな人に勝つことができます。チャンスは平等にあるということです。皆さんも、藤井さんのように、自分の得意な分野で努力をして、さらに飛躍してくれることを期待しています。努力は人を裏切りません。頑張りましょう。