好奇心を大切に
-愛西・永和小 賀島 美恵子-
今、話題の日本人の話をします。その人の名前は、吉野彰さん、今年ノーベル化学賞を受賞した人です。皆さんも吉野さんの発明にお世話になっていると思います。それは、リチウムイオン電池。このカメラの電池もそうです。こんなに小さいのに、パワーが長持ちして、充電して繰り返し使えるという優れものです。吉野さんの発明は、私たちの生活に欠かせないものであり、これからの環境に優しい社会づくりの主役になると考えられています。
この電池を開発するまでには、失敗もたくさんし、とても時間がかかりました。でも、粘り強く取り組んで、社会の役に立つものを作り出すことができました。そんな吉野さんの言葉を2つ紹介します。
一つ目は、『好奇心を大切にしてほしい』。「なぜだろう」「知りたいな」と、身の回りのことに興味関心をもつことがスタートです。
もう一つは、『壁にぶち当たるのは、それだけゴールに近づいたこと』。何かをやろうとしているとき、壁に当たることは必ずあります。でも、それを「ゴールまであと少し!」と思ってがんばれる前向きな粘り強さがあると、いつか乗り越えられます。
皆さんも、まずは好奇心を大切に、いろいろなことにチャレンジして、「これは」と思うものを見つけてください。