私の講話
「赤毛のアン」にこめられたメッセージ
東郷・諸輪中 上村直樹
今日は皆さんに読んでほしい本として、「赤毛のアン」を紹介します。「赤毛のアン」は、百年以上前に書かれた物語ですが、その中にこめられたメッセージは、現代社会を生きる私たちにも深く響きます。
主人公の少女アン・シャーリーは、自分の外見にコンプレックスを抱きながらも、個性として受け入れていきます。そして、周囲もアンの「違い」を受け入れ、彼女のユニークな魅力を愛するようになります。アンは、常に自分らしくあろうと努力し、自分の感情を素直に表現します。完璧ではない自分を受け入れ、自分のよいところも悪いところも全て愛するアンの姿は、周囲の目を気にして自分を出せない人の参考になります。また、アンはどんな辛い状況でも楽しもうとする姿勢を大切にしています。それは、アンの次のような言葉からうかがえます。
「楽しもうと固く決心さえすればたいていいつでも楽しくできるのが、あたしのたちなんです。もちろん、固く決心しなくちゃだめよ」
世の中には、自分ではどうにもできないことがたくさんあります。しかし、その状況をどんな気持ちで過ごすかの「心のもちよう」については、自分自身で決めることができます。そんな自分でありたいし、そんな皆さんであってほしいと願っています。