平成28年度名古屋市立小中学校長会総会
平成28年度名古屋市立小中学校長会総会が、73人の新任校長を迎え、4月20日（水）に名古屋市教育センターで開催された。
総会に先立ち、熊本地震で犠牲になられた方々に全員で黙祷を捧げた。開会後、鈴木直政会長代行が挨拶し、「校長会70周年にあたる今年度、新しい教育委員会制度のスタート、チーム学校の動きなどの教育改革が進む中、校長が情報の収集力や分析力を磨き、先の見通しをもって対応できる教師集団づくりが大切である」との話があった。また、指定都市への権限移譲については、「子どもや学校に混乱のないよう、何がどう変わるかを教職員にしっかり伝え、着実に準備することが重要である」と強調された。最後に、「学習指導要領改訂など新しい教育の動きについて、なぜそうした提起がされるのかをつかむことが重要。校長は見識と総合力をもとにリーダーシップを発揮し、信頼される学校づくりを進めよう」と力強い呼び掛けがなされた。
教育長の杉﨑正美様からは、ご挨拶のあと、「学校教育に期待すること」と題するご講演をいただいた。「子ども応援委員会の有効な活用など、チームとしての学校のあり方が問われている。専門スタッフとともに組織的に対応できるよう、校長のマネジメント力に期待している」とのご示唆をいただいた。
その後、議案が審議され、すべて承認された。会長鈴木直政校長、小学校部長川北貴之校長、中学校部長上井靖校長、県代表山内敏之校長、稲熊和己校長が選出された。
（文 名古屋・冨士中 早川孝一 写真 名古屋・清水小 日野正行）
