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特色ある学校経営

笑顔あふれる地域づくり~全ての活動を人権意識で~

-みよし市立三好丘小学校-

1 はじめに

 本校は、みよし市の北部新興住宅街にあり、創立30年目を迎える。家庭の教育への関心は高く、地域には自分たちの手でコミュニティをよくしていこうという活気がある。
 平成28年度より3年間、「人権教育総合推進地域事業」を文部科学省より委嘱された。三好丘中学校、黒笹小学校とともに、「自他を認め、一人一人を大切にする心を育む地域づくり~学校・家庭・地域社会が一体となった人権教育の総合的な取組を通して~」をテーマに、中学校区を挙げて研究を進めてきた。

2 人権意識で地域を笑顔に

 目指す地域像を「笑顔あふれる地域」とし、それに近づくために、義務教育9年間を通して、多様な意見を尊重し、豊かな感性を身に付け、互いを思いやることができる児童生徒を、家庭・地域と連携して育てていくこととした。


異学年交流の「なかよし集会」

3 中学校区一体となって

 研究を推進するため、次の3つの部会を、3校合同で立ち上げた。
(1)「人間関係づくり研究部」
 相手の気持ちや立場を考えてコミュニケーションがとれる児童生徒の育成を目指し、幼・保・小・中で交流する機会を設定したり、コミュニケーショントレーニングで関わり方を学んだりした。
 校内では、「なかよし集会」などの異学年交流を通した、人間関係づくりの機会を大切にした。また校区では、3校が連携し、笑顔で明るい挨拶が自然に行き交う地域を目指した。部活動交流では、中学生が小学生に教えに来たり、小学生が中学校で体験したりし、中学校区の児童生徒同士が関わる機会を増やした。
(2)「環境づくり研究部」
 自他の大切さを認め合える、豊かな感性をもつ児童生徒の育成を目指し、掲示物や環境整備、教職員研修などに加え、地域全体の人権感覚のかん養を促す取組を行った。
 家庭と連携して、「丘小人権カルタ」を制作したり、人権啓発ポスターを地域の集会所に掲示したりした。3小中学校間で活動の様子を交換し、連携を深めた。
 また、地域のつながりやよさを再確認し、今後の夢を語ることをねらい、「地域会議」を開催した。地域の大人と児童生徒が6人程度のグループに分かれて丸くなり、この中学校区を笑顔あふれる地域にするための意見を出し合い、決意表明を地域へ発信した。この先も続けたい行事である。


笑顔で夢を語り合う「地域会議」

(3)「学習活動研究部」
 対話を通してともに考えを深め、学び合う児童生徒の育成を目指し、子ども1人1人の学びを保障する授業づくりに取り組んだ。外部講師を積極的に招き、昔の遊びを体験したり、盲導犬やアイヌ文化、発展途上国の様子を学んだりした。弁護士による人権についての講演も聞いた。
 また、義務教育9年間で身に付けたい人権教育の資質を定め、教科の学習内容や行事との関連をもたせ、知識・価値・態度・技能の側面から人権に触れられるようにした。

4 おわりに

 定期的な実態調査から、少しずつではあるが、取組の成果が見えてきた。中学校区を挙げて人権教育に取り組むことで、我々教職員の力量こそ高めていただけた。地域の期待が集まる学校に勤める職責の重さを胸に、笑顔あふれる地域づくりにいっそうまい進したい。

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