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私の朝会講話

どんな伝統が残せますか

-名古屋・上野中  岡田厚生-

あじさい

【前任の西山小での実践】

西山学区の南の方に、「山香町」という町がありますが、そこに住んでみえる年輩の男性の方からこんなお話を聞きました。

「私の家のすぐ前に、市が管理するちょっとした空き地があるんですが、長い間手入れがされていませんでした。みっともないので、市の許可を得て数年前から花を植え始めました。花を植えた空き地のすぐ近くに分団の集合場所があって、花の前を通って何人かの子が学校へ行くんだけど、今までにー度も花を摘んだり、折ったりするいたずらがない。当たり前と言えば当たり前だけど、すばらしいことだ」と、こんなお話でした。
校長先生も素直にすばらしいことだと思います。特に何がすばらしいかというと、いたずらをしない、つまり、人に迷惑をかけないという状態が、何年もの間続いていることがすばらしいと思います。きっと、来年入ってくる1年生の子もしないでしょう。その分団は、ずっと、その「良さ」が続くものと思います。
さて、みなさん、上の学年の人がしたことを受け継ぐことを「伝統」と言います。山香町の分団には、人に迷惑をかけないというすばらしい伝統が残っています。あとのみなさんは、すぐ下の学年の子に、どんな伝統が残せますか。

 

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