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私の朝会講話

心に残る伝え方

-新城・東郷西小  杉浦 徹-

青い花

朝会講話では、先輩の校長先生の姿を思い出します。1人目は、「適時性」のアドバイス。年間計画作成や新たな情報の追記修正。教材研究さながらの方策に驚がくし、見習いたいと強く思いました。2人目は、「具体物」の準備。物を見せて、子どもの心を揺さぶります。1年生にも分かる話とは、「これだ」と思いました。
東日本大震災から1ヶ月後、「履き物そろえ」の話で、先生方に寸劇をお願いし、乱暴な靴の脱ぎ方をするA君と、履きやすい脱ぎ方をするB君を演じてもらいました。
「全校の皆さん。被害に遭うか生き延びるか。今日は履き物の話から考えましょう。2人の子が遊んでいる時、突然、警報ベルが鳴ります。どんな動き方をするのか、今からじっと見てください。(非常ベルの激しい音。子どもたちは、目を真ん丸くして凝視します。下駄箱のところで動けないでいるA君がいました。子どものつぶやきが聞こえてきます。『靴がバラバラだもんで』『待っててあげなくちゃ』『早く!早く!急いで!』)、A君とB君の動きを見てすごく良いことに気付いたね。教室に戻ったら先生と一緒に勉強してください。」
伝わると考え始めます。何が子どもの心に残るのか、私の楽しみになっています。

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