私の講話

お互い様

新城・千郷中  今泉雅晴

「デフバレーボール大会が行われた」というニュースを見ました。初めて耳にする競技です。デフというのは、聴覚障害者のことで、試合中のコミュニケーションは、手話です。試合は健常者と変わらぬ高いレベルでした。

聴覚障害者は、健常者とほぼ同じルールで競技ができるため、パラリンピックには出場できないそうです。

ろう者の早瀬憲太郎さんが、リオパラリンピックでテレビ解説をした後のインタビュー記事が新聞に掲載されました。その中から言葉を拾い出したので、想像してみてください。

「僕にとっては、車いすの人も目の見えない人も『聞こえる世界』の人」

「聞こえる人たちにろう者のことを知ってもらうには、僕も違う障害の人たちの世界を知らなくてはと強く感じた」

「共生するためには、聞こえる世界と聞こえない世界があることを認めた上で、違いを知る。当たり前のことが当たり前でない世界がある」

「障害者を異なる文化をもつ一人の人間として向き合う。障害があるとかないとかはどうでもいいこと。互いに学び合い、助け合う。『お互い様』になることが、共生社会の実現に近づく道」

障害者を友達に置き換えて考えてみてください。