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私の朝会講話

「愛語」にあふれた学校に

-稲沢・山崎小 佐々木 佐知子-

 12月4日から10日まで「人権週間」です。これは、一人一人を大事に思って相手の気持ちを考え、思いやりをもって生活していくことの大切さを確かめ合う週間です。
 自分が発した言葉を、一番よく聞いているのは、誰だと思いますか。自分自身です。例えば、汚い言葉や命令する言葉、自分勝手なことを口に出すと、どうなるでしょう。
 相手に届く前に何倍もの響きや音量で自分の脳に届いているので、その度に自分自身の心が傷を負っていくのです。
 「愛語」という言葉があります。優しい言葉遣いのことです。これを積み重ねると、心が豊かになっていきます。「愛語」は、友達や家族から与えられることもありますが、自分が友達や家族に対して、そして自分自身にも与えることができます。
 「ありがとう」「よかったね」「大丈夫?」など、他人に対して感謝やいたわり、励ましの言葉をかけてみましょう。自分には「最後までがんばったね」などと、褒めることもできます。そのとき、そのときに湧いてきた温かい感情をあえて言葉にしてみましょう。
 たくさんの「愛語」は、みなさんに思いやりの心を育み、やがて人権を大事にする優しさあふれる学校につながっていくのだと思います。それをとても楽しみにしています。

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