HOME学校の取組私の講話 > しなやかに、そしてたくましく

私の朝会講話

コツコツ努力

高浜・高浜中 三牧秀和

 「自分は何も変わっていないのではないか」と不安や焦りを覚える人もいるかもしれませんが、成長のスピードに違いはあれ、人間は誰もが着実に成長しているものです。
 「兀」、これは数学の記号みたいですがそうではありません。「コツ」と読む漢字です。兀の字は、高く突き出ることを表しているそうです。
 この字を2つ続けると兀兀(コツコツ)と読み、一心に努力する様子を表します。コツコツ続けるのコツコツです。人は地道に努力を続けることで、高みに立つことができるということでしょう。
 高い山に登るとき、一気に登ることはできません。息が切れてしまいます。一歩一歩確実に歩みを進めることが大切です。途中、険しい坂道があるかも知れませんが、諦めずに歩みを進めていくことで、いつか山の頂上にたどり着くことができます。つまり、小さな力でも根気よく努力すれば、いつかはその結果として大きな成果が得られるということです。
 4月から学年が1つ上がる皆さんには、きっと目指す自分自身の姿があるのだろうと思います。その「なりたい自分」になるためには、どんな努力が必要なのでしょうか。その必要な努力を、焦らず地道にコツコツと時間をかけて続けてほしいと思います。

Copyright 2012 Aichiken Shotyugakko Kochokai All rights reserved.