平成24年度教育予算陳情
-学習指導要領の趣旨を踏まえた教育課程の編成・実施・評価・改善を目指して-
8月30日(火)、愛知県教育委員会室において、平成24年度教育予算に関する陳情を県教育委員会に対して行いました。
陳情書を手渡す坂野会長
今井秀明教育長をはじめ、教育次長、管理部長、学習教育部長、生涯学習監、各課長に出席していただきました。 県小中学校長会からは、坂野重法会長をはじめ、副会長、主任庶務理事、教育条件の正副委員長、へき地教育研究協議会長、同事務局長、広報の正副部長が出席しました。
陳情事項を説明する藤井教育条件委員長
はじめに、坂野会長から教育長に陳情書が手渡されました。会長挨拶に続いて、藤井教育条件委員長が最重点陳情事項12項目を柱に全体の陳情事項を説明し、鈴木へき地教育研究協議会長が関係事項について具体的に説明しました。
愛知の未来を担うたくましい児童生徒の育成と活力ある学校づくりの推進は、喫緊の課題です。
陳情に応える今井教育長
そこで、教職員定数配当基準による中学校第1学年・小学校第2学年の少人数学級の実施並びに少人数学級の拡充をはじめとする、学校現場の切実な願いや思いを訴えました。 今後、県や県議会へも陳情活動を行っていきます。
教育予算に関する陳情事項
基本事項(要約) | |||
(1) | 学習指導要領の趣旨を踏まえた教育課程の編成・実施・評価・改善のための教職員配置の工夫 | ||
(2) | 確かな学力と豊かな心、健やかな体を育む教育を推進するための教職員の定数改善 | ||
(3) | 学校の自主性、自律性の確立と家庭・地域社会との協働を図るための予算措置 | ||
(4) | 確固たる経営方針に基づく学校経営の礎となる教育諸条件の整備・充実 | ||
(5) | 安全・安心な教育環境づくりの一層の推進 | ||
(6) | 校長の一層の研鑽と教職員の資質・能力の向上を図る研修の条件整備 | ||
(7) | 職責に見合う処遇の改善 | ||
最重点陳情事項(要約) | |||
[1] | 教職員定数改善と配置の工夫について | ||
◎ | 中学校第1学年・小学校第2学年における定数配当基準による少人数学級の実施並びに少人数学級の拡充 | ||
◎ | 少人数指導の推進 | ||
◎ | 特別支援教育の充実 | ||
◎ | 日本語教育適応学級担当教員の配置拡大 | ||
◎ | キャリア教育推進担当教員の配置 | ||
◎ | 小規模中学校の免許教科外担当解消のための専任教員の配置 | ||
◎ | 養護教諭複数配置の拡大と既配置校への複数配置の継続 | ||
◎ | 新たな教職員定数改善計画策定及び学級編制標準の引き下げと義務教育費国庫負担制度拡充への働きかけ |
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[2] | 教職員の給与・諸手当・旅費の改善について | ||
◎ | 職責に見合う処遇の改善 | ||
◎ | 給与抑制の早期解消 | ||
◎ | 教職員研修充実のための旅費の増額 | ||
[3] | 児童生徒の健全育成について | ||
◎ | 児童生徒にとって安全・安心な教育環境づくり及び人的配置 | ||
陳情事項(抜粋) | |||
○ | 正規教員による少人数指導授業支援のための教員の全校配置 | ||
○ | 主幹教諭の配置拡充 | ||
○ | 専任の特別支援教育コーディネーター等教員の配置 | ||
○ | 地震や津波に対する学校施設の調査・整備 | ||
○ | へき地発児童生徒ふるさと交流活動推進事業・へき地小規模校集合学習事業等のへき地教育振興事業の充実 | ||
○ | へき地校勤務教職員の通勤手当や離島勤務教職員の待遇等、勤務条件の改善 |