平成26年度総会報告
平成26年度愛知県小中学校長会総会が、5月16日、日本特殊陶業市民会館で開催された。
県知事、県議会文教委員長、県教育委員長をはじめとする多くの来賓をお迎えする中、役員が満場一致で承認され、会長の岡田豊校長が、挨拶で次のように述べた。
○ 東日本大震災を貴重な教訓とし学校経営に生かすこと
被災地の3年後を目の当たりにしました。学校で被災した小学校長と面談し、その校長の思いや願いを記録した本を読み、忘れてはいけない事実と改めて実感しました。昨年度の福祉安全委員会と教育課題特別委員会の研究報告が各学校で生かされることを願います。
○ 学校力・教師力を高め信頼される校長会を目指すこと
道徳や小学校英語の教科化、土曜日の授業実施、全国学力・学習状況調査の公表、公立高等学校入試制度、高齢期の雇用、税源移譲などへの対応の課題があります。課題への取り組みに当たっては、全て子どもの成長や幸せにつながることを見極めることが大切です。また、明確なリーダーシップで教師力を向上させる校長会組織が揺るがぬよう対応することが大切です。
○ スローガンを柱に会員が一丸となって取り組むこと
明確なリーダーシップで教師力を高め、命を尊ぶ教育を推進しましょう。いじめ問題には適切に対処して信頼を得ましょう。また、委員会・部会は推進する研究課題に、会員が心を一つにして取り組んでいきましょう。
来賓のご祝辞、前任の副会長への感謝状の贈呈があり、その後、議案審議と議決を行った。議案は全て承認され、宣言が採択された。総会が滞りなく、厳粛のうちに執り行われ、記念講演へと進行した。