平成27年度教育予算陳情
－確かな学力･豊かな心･健やかな体の調和を重視する教育を推進するために－
8月19日（火）、愛知県教育委員会に対して、平成27年度の教育予算に関する陳情を県庁で行いました。
陳情書を渡す岡田会長
県小中学校長会から、岡田豊会長をはじめ、副会長、主任庶務理事、教育条件委員会の正副委員長、へき地教育研究協議会長、同事務局長、広報部員が出席しました。
県教委からは、野村道朗教育長、管理部長、学習教育部長、生涯学習監、各課長に出席していただきました。
初めに、岡田会長から教育長に陳情書が手渡されました。会長挨拶に続いて、石井教育条件委員長が13項目の最重点陳情事項を中心に陳情内容を説明しました。次に、へき研の安藤会長がへき地の教育振興に向けて陳情しました。
未来を拓く児童生徒が、夢と希望をもって育つように、創意と活力に満ちた学校づくりの推進は喫緊の課題です。そのために、加配教員の継続配置と少人数教育の推進、定数配当基準による少人数学級の拡充、管理職員の給与抑制解消など、学校現場の切実な願いや思いを訴えました。
陳情事項を説明する石井教育条件委員長
陳情に応える野村教育長
（文 石井 尚 写真 広 報 部）
教育予算に関する陳情事項
| 基本事項（要約） | |||
| (1) | 学習指導要領に基づく特色ある教育課程の編成・実施・評価・改善のための教職員配置の工夫 | ||
| (2) | 確かな学力・豊かな心・健やかな体の調和を重視する教育を推進するための教職員の定数改善 | ||
| (3) | 学校の自主性・自律性の確立と家庭・地域社会・関係機関等との連携・協働を図るための予算措置 | ||
| (4) | 確固たる経営方針に基づく学校経営の礎となる教育諸条件の整備・充実 | ||
| (5) | 安全・安心な教育環境づくりの推進と防災教育の充実 | ||
| (6) | 学校力・教師力の向上を目指し、現状の課題に即した研修を充実するための条件整備 | ||
| (7) | 職責に見合う処遇の改善 | ||
| 最重点陳情事項（要約） | |||
| [1] | 教職員定数改善と配置の工夫について | ||
| 1 | 加配教員の継続配置と少人数教育の推進 | ||
| 2 | 特別支援教育の充実 | ||
| 3 | 日本語教育適応学級担当教員の配置拡大 | ||
| 4 | 小規模中学校の免許教科外教科担任解消のための教員配置及び非常勤講師の配置時間数の拡大 | ||
| 5 | 教職員定数改善計画の早期策定・実施、並びに義務教育費国庫負担制度の堅持と国庫負担率復元 | ||
| [2] | 教育諸条件の整備・充実について | ||
| 1 | 小学校第2学年及び中学校第1学年における県独自の35人学級編制の継続実施、並びに定数配当基準による拡充 | ||
| 2 | 養護教諭複数配置の拡大と複数配置の緩和措置継続 | ||
| 3 | 安全・安心な教育環境づくり | ||
| 4 | キャリア教育推進担当教員の配置 | ||
| [3] | 教職員給与等の改善と処遇の充実について | ||
| 1 | 教職員の給与・諸手当の改善 | ||
| 2 | 定年退職後の処遇の充実 | ||
| 3 | 管理職員の給与抑制解消 | ||
| 4 | 教職員研修充実のための旅費の増額 | ||
| 陳情事項（抜粋） | |||
| ○ | 正規教員の適正配置と少人数指導のための教員の全校配置 | ||
| ○ | 児童生徒支援対応教員の配置の拡大 | ||
| ○ | 特別支援学級新設における編制基準の改善 | ||
| ○ | 教員特殊業務手当の増額 | ||
| ○ | 中学校部活動指導費補助金制度の再構築 | ||
| ○ | へき地校勤務教職員の通勤手当や離島勤務教職員の待遇等、勤務条件の改善 | ||