平成28年度教育予算陳情
-確かな学力・豊かな心・健やかな体の調和を重視する教育を推進するために-
8月27日(木)、愛知県教育委員会に対して、平成28年度の教育予算に関する陳情を県庁で行いました。
挨拶される野村教育長
県小中学校長会から、加藤千博会長をはじめ、副会長、主任庶務理事、教育条件委員会の正副委員長、へき地教育研究協議会長、同事務局長、広報部員が出席しました。
県教委からは、野村道朗教育長、教育次長、管理部長、学習教育部長、生涯学習監、各課長に出席していただきました。
初めに、加藤会長が挨拶を行い、教育長に陳情書を手渡しました。その後、教育条件委員会より、14項目の最重点陳情事項について説明しました。また、へき研の河合会長がへき地の教育振興に向けて陳情内容を説明しました。
未来を拓く児童生徒が、夢と希望をもって育つように、創意と活力に満ちた学校づくりの推進は喫緊の課題です。そのために、加配教員の継続配置、少人数学級の他学年への拡充、育短勤や再任用に関わる問題の解消、管理職手当の抑制解消など、学校現場の切実な願いを訴えました。
陳情事項を説明する二ノ宮教育条件委員長(中央)
陳情書を渡す加藤会長
(文 二ノ宮 正治 写真 広 報 部)
教育予算に関する陳情事項
基本事項(要約) | |||
(1) | 確かな学力・豊かな心・健やかな体の調和を重視する教育を推進するための教職員の定数改善 | ||
(2) | 学習指導要領に基づく特色ある教育課程の編成・実施・評価・改善のための教職員配置の工夫 | ||
(3) | 確固たる経営方針に基づく学校経営の礎となる教育諸条件の整備・充実 | ||
(4) | 学校力・教師力の向上をめざし、現状の教育課題の解決に向けた研修を充実するための条件整備 | ||
(5) | 安全・安心な教育環境づくりの推進と防災教育の充実 | ||
(6) | 学校の自主性・自律性の確立と家庭・地域・関係機関等との連携・協働を図るための予算措置 | ||
(7) | 職責に見合う処遇の改善 | ||
最重点陳情事項(要約) | |||
[1] | 教職員定数改善と配置の工夫について | ||
1 | 加配教員の継続配置と少人数指導のための教員の配置拡大 | ||
2 | 中学校における特別支援学級の新設基準の改善 | ||
3 | 日本語教育適応学級担当教員の配置拡大 | ||
4 | 小規模中学校の免許教科外教科担任解消のための教員配置及び非常勤講師の配置時間数の拡大 | ||
5 | 少人数学級の他学年への拡充を含む教職員定数改善計画の早期策定・実施、並びに義務教育費国庫負担制度の堅持と国庫負担率の復元 | ||
[2] | 教育諸条件の整備・充実について | ||
1 | 小学校第2学年及び中学校第1学年における県独自の35人学級編制の継続実施と他学年への拡充、並びに定数配当基準での実施 | ||
2 | 養護教諭複数配置の拡大と複数配置の緩和措置継続 | ||
3 | 地震や津波などの災害から児童生徒を守るための施設・設備の改善と充実 | ||
4 | キャリア教育推進担当教員の配置 | ||
5 | 育児短時間勤務教員の勤務が学校運営に支障をきたさないための条件整備と短時間再任用教員の基礎定数外での活用 | ||
[3] | 教職員給与等の改善と処遇の充実について | ||
1 | 人材確保法の堅持と義務教育等教員特別手当の増額 | ||
2 | 管理職員の職責に見合う処遇の改善と定年退職後の処遇の充実 | ||
3 | 管理職手当の抑制解消 | ||
4 | 教職員研修充実のための旅費の増額 |