我が国では、少子化・人口減少や高齢化、グローバル化やデジタルトランスフォーメーションの進展など社会の在り方が加速度的に変化している中で、世界的な平和の実現や地球規模の課題解決に向けて、持続可能な社会の創り手の育成や日本社会に根差したウェルビーイングの向上が求められています。
　また、教育においては、定年引上げなどによる教職員構成の変化や教員免許更新制に代わる新たな研修制度の確立など、大きな節目を迎えるとともに、新たな第四期教育振興基本計画の下、生涯を通じて学び続け、多様な専門性を有した質の高い教職員集団を形成し、「令和の日本型学校教育」の構築をしていくことが求められています。
　こうした中、校長は、義務教育の意義と使命を強く自覚し、一人一人の可能性を最大限に引き出し、多様な人々と協働しながら、豊かな人生を切り拓いていく力をはぐくみ、子どもたちや教職員の幸せにつながるような質の高い教育活動の具現化を目指した学校経営に取り組まなければなりません。
　そのためにも、私たち愛知県小中学校長会は、尾張地区・三河地区の 995名の校長と力を合わせ、名古屋市立小中学校長会をはじめとする関係諸団体・諸機関とも連携を図りながら、学校を取り巻く現状を深く認識し、幅広い教養と深い識見に基づく教育理念の下、リーダーシップを発揮し、創意と活力に満ちた学校づくりに力を尽くしていきたいと考えています。